神様が見ている瞬間
名古屋市港区は市内でも外国籍の人々が多く暮らす地域です。
言葉の壁や文化の違いから日本社会になじめない外国籍の
子どもたちの「居場所」づくりとして、名古屋国際センター
などが中心となって、サッカー教室などが開かれて5年目。
地域での外国人と日本人の共生を探る国際交流が根付き始めています。
ブラジル、コロンビア、ペルー、フィリピン、そして日本。
様々な国籍の子どもたちが、ボールを追いかけています。
サッカーを通じて、子どもたち同士なじんでいる様子。
「ボールはトモダチ」
ってかなりの名台詞ですが、ボールを蹴りあってる人同士も
トモダチなんですよね。
ボールはトモダチ。だから、ボールのトモダチは
みんな自分ともトモダチ。みたいな。
子どもたちが最初に触れるサッカーの原点って、
そこにあるような気がします。
(というか、そこにあってほしいです。
「キャプテン翼」リアルタイム世代の私としては。)
港区のサッカー教室のような取り組みは
サッカーと国籍の違う子どもたちを結びつけ
「やっぱり、スポーツって国を超えるよねー」と
思わずにはいられません。
きっと、裏側にはまだいろいろな問題があると思うけど
子どもたち同士が純粋に交流できる環境が、どんどん
整っていったら、素敵だなと思います。
さて。
サッカーは、私にとっても大好きなスポーツです。
観るのも好きだし、実際に蹴って走るのも好き。
でも私、球技はからっきし。てんで上手くないんです。
自分で自分の足踏んで、骨折しちゃうくらい下手です(笑)
そんな私でも、高校の体育の時のサッカーで、
「会心の一蹴り」がありまして、
その瞬間のことは、絶対忘れられないんですよね。
(私の中で)全速力で走っているのに、足元とボールの距離が
はっきりわかって、まわりもちゃんとよく確認できて、
ボールを蹴った後、思い描いた軌道そのまま、
狙い通りボールが飛んでいって…
「神様が降りてきてるっ…!!!」みたいな、
まるでマンガや映画のように、スローモーションになる瞬間。
マンガやテレビの見すぎ?
いえいえ、サッカーに限らずスポーツには往々にして
そういうことがあるようです。
バスケットボールが得意な私の友人も、その
「スローモーションになる瞬間」を体験したことがあるって
言っていました。
何かスポーツに打ち込んでいる小学校高学年くらいのお子さんなら、
同じようなことを既に体験しているかもしれません。
あーあ、あの感じを味わってしまったら
選手になるっていう夢を見ずにはいられないでしょうね。
そんな絵本がこちら。
マイケル・フォアマン/作 せなあいこ/訳 評論社
アンソニー・ブラウン/作 久山太市/訳 評論社
余談ですが、さらにその「スローモーション現象」、
自分を中心に起きるだけでなく、
人のスローモーションに立ち会うこともできるんですよ!
庶民レベルでも「スローモーション現象」が起きるのだから
プロの世界、ワールドカップやオリンピックになったら
本当に、そんな瞬間ばかりなんでしょうね。
私はその瞬間を密かに「神様も見たかった劇的な瞬間」と名付けてスポーツ観戦を楽しんでいます。
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